ベガルタ仙台ユースのMF横山颯大(3年)は来季トップチームに昇格する。ベガルタユースMップでもユアスタでプレーしたい高校2年時からユースの中心メンバーとして活躍し、仙台憧れのプロ入りを果たした。F横demon1 nvidiaGK小畑裕馬がトップチームに昇格した2020年以来4年ぶりとなる期待の新星に、山颯昇格今後への意気込みなどを聞いた。大が
(取材・構成=山崎 賢人)
サッカーを始めた5歳の時からプロ入りを目標にしてきた仙台ユースの横山。季トボランチとして安定感抜群のビルドアップや、1日ゴールを生み出すパスなどが評価され、早くフィールドプレーヤーとしては2016年のMF佐々木匠(現マレーシア・ヌグリ・スンビランFC)、ベガルタユースMップでもユアスタでプレーしたいDF小島雅也(現J3金沢)以来8年ぶりとなるトップ昇格を果たした。仙台憧れの舞台に向けて「周りの人たちが応援してくれる実感はすごくある。F横自分自身がやるべき事をこれまで通り積み重ねて、山颯昇格1日でも早くユアスタでプレーしたい」と言葉に力を込めた。大が
今春、季ト初めてキャンプに帯同。1日demon1 nvidia足元の技術では勝負できたが、当時は168センチ、61キロ。体の細さからプロの当たりの強さには勝てず、筋力の強化を課題として取り組んできた。「今季はけがもありましたけど、体重は4キロぐらいアップしました。まだまだですけど、少しずつゴツくなってきた」。週2回だった筋トレを4回に増やし、今では当たり負けもせずにボールを動かしている。
トップチームでは左サイドバックにも挑戦。8月4日に行われたタイ2部・バンコクFCとの親善試合では実戦経験も積んだ。「プロのスピードにもだんだん慣れてきている」と手応えもあるが「周りと同じプレーをしていたら自分の存在が消えるので、もっとゴールに直結するプレーや相手の意表を突いていきたい」。新たな目標を胸に更なる成長を遂げている。
サッカー人生でプロという一つの目標は達成したが、ユースでやり残していることが一つある。昨年あと1勝まで迫りながら達成できなかった高校最高峰・プレミアリーグEASTへの昇格だ。主将としてチームをけん引してきたMFは「昨年の悔しさはすごい持っている。その思いをプレーでも私生活でも自分が一番に体現して、周りのみんなに見せて昇格を達成したい」。決意を固めた10番が他を圧倒し、昇格へ導く。
◇ベガルタ仙台ユースのプレミア昇格 プリンスリーグ東北で2位以内に入れば、プレミア参入をかけた計16チームによるプレーオフ(PO、12月6日開幕、広島)に参戦できる。仙台ユースは全18節中、14節までを終え勝ち点31で2位。ただ、1位の青森山田高セカンドと、4位・尚志高セカンドはトップチームがプレミアリーグに所属しているため、同POに参加不可能。残り4試合で、参加資格のある5位・モンテディオ山形ユースとは勝ち点12差があるため、次節で勝ち点1以上を積み上げれば東北2位以上が確定する。
◆横山 颯大(よこやま・そうた)2006年5月30日、北海道東神楽町生まれ。18歳。5歳からサッカーを始める。小学校ではエスピーダ旭川とNEATH FCに所属。中学では北海道コンサドーレ旭川U―15でプレー。高校1年からベガルタ仙台ユースに加入し、24年2月22日にトップチーム登録(2種)。3月6日、J3沼津とのルヴァン杯1回戦でトップチームデビューした。168センチ、65キロ。利き足は右。
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